買い替え特約
買い替え特約とは、
住み替えのために新しい住居を購入契約をするけれど、
現在住んでいる家の売却がうまくいかなかった場合には
白紙解約できるようにするという特約
解約時、違約金はかからず、手付金も返還されます。
住み替えの場合、
現在住んでいる家やマンションの売却代金を
新居の購入代金に充てることがほとんどです。
そのために売却がうまく行かないと購入代金の支払いができません。
買い替え特約を契約書に盛り込むことで
もし、思いどおりに売れなかった場合でも
購入契約を白紙解約できます。
先に良い物件を見つけて購入契約をしたいけれど
売却がうまくいくか心配という人には、買い替え特約は非常に便利です。
買い替え特約を利用したい場合
まず新居の契約に買い替え特約をつけることができるか
売主に確認する必要があります。
その際には、
いくら以上でいつまでに売却といった金額や期限の条件を決めます。
買い替え特約を盛り込むことを納得してもらえたら
先に新居の購入契約を結びます。
このタイミングでは手付金だけを支払います。
契約後、現在の住まいの売却活動を進めて売却が完了すれば
無事新居の購入契約も成就となります。
あとは売却代金を使って残りの代金を決済して
購入が完了します。
一方、もし期限までに売却ができなければ、購入契約も白紙解約となり
先に支払っていた手付金は全額返ってきます。
・売却がうまくいった場合の流れ
➊新居を買い替え特約付きで売買契約して手付金を払う
➋いまの住まいの売却活動を進める
➌無事にマンションが売却できる
➍新居の残りの代金を支払って購入が完了する
・売却がうまくいかなかった場合の流れ
➊新居を買い替え特約付きで売買契約して手付金を払う
➋いまの住まいの売却活動を進める
➌買い替え特約で定めた期限までに売却ができない
➍新居の契約が白紙解除となり、手付金が戻ってくる
買い替え特約というのは、
売主にとっては、契約してもいつ解除されるか分からず
その期間は売却活動を続けることも難しくなるため
デメリットも多い特約です。
そのため、買い替え特約は売主が納得しなければ
契約内容に盛り込むことができません。
建売の一戸建て住宅や分譲マンションなど
売主が不動産会社の場合
買い替え特約を受け入れてくれるケースが一般的には多いです。
最後は売主との交渉次第ですが、
買い替え特約をつけてもらえない場合もある
という点は注意してください。
住み替えを検討している人にとっては非常に便利な特約ですが
売主にとってはデメリットの多いものです。
マンション売却がうまくいかなかったときに
無条件で解約できるのはとても大きいですよね。
買い替え特約を受け入れてくれない場合もあるので
「売り買い同時進行」をあきらめて
売却完了後に新居の購入をする
「売り先行」にすることも検討してみましょう!!
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