通行地役権🚶🏻‍♀️囲繞地通行権🚶🏻‍♂️

2021年01月31日

通行地役権🚶🏻‍♀️囲繞地通行権🚶🏻‍♂️


 


⭐通行地役権 

名前の通り「通行」という目的のために設定される権利を
「通行地役権」といいます。
そもそも地役権とは、他人の土地を自身の土地の利便性を高めるために
利用できる権利のことを指しています。

例えば、Aの所有地が公道に面しているとします。
Aがその公道を使用する場合、直接自身の所有地から出るには遠回りになるため、
裏手にあるBの所有地を横切り公道に出たいと考えたとしましょう。
このような場合では、トラブルが発生しやすい「賃借権」ではなく、
設定することでAが「通行」のみを目的に
Bの土地を使用できる通行地役権が設定されるケースが多いです。



⭐囲繞地通行権 

他の土地に囲まれていることにより、
公道に通じていない土地(袋地)を所有する方が、
その土地を囲んでいる他の土地(囲繞地)を通行できるとする権利。

これは、民法で定められている権利であり、
公道に至るための他の土地の通行権とも呼ばれています。
袋地を所有する方は、このとき囲繞地を通行するために与える損害に対し、
相応の金銭を負担しなければいけないとされています。
ただ、土地を分割した結果、袋地が発生してしまったという場合は例外で
当該袋地を所有する方は、公道に出るため分割された他の土地を無償で通行できます。



⭐囲繞地通行権、通行地役権の違い

他人の土地を通行する権利という意味では、
どちらの権利も同じように見えますが、実際は以下の点に違いがあります。

・合意の必要性
・通行範囲
・期間
・登記の必要性
・通行料の必要性

 
 
🔻合意の必要性 

先ほども少し触れたように、囲繞地通行権は民法によって定められている権利です。
袋地を所有する方は、
囲繞地を所有する方に合意を得ることなく、権利を行使できます。
逆に言えば、囲繞地を所有する方に拒否する権利はありません。

一方、通行地役権は、
利用される土地(承役地)の所有者の合意を得なければ成立しません。
また、合意を得るだけでなく、「地役権設定契約」も締結する必要があります。
これは大きな違いだと言えるでしょう。

 

🔻通行範囲 

囲繞地通行権は、必ず袋地を所有する方が行使できる権利ですが、
認められる通行範囲は至って限定的です。
一般的には、幅2m程度の通行しか認められないとされています。

これに対し通行地役権は、
利便性を上げる側の土地(要役地)と利用される土地(承役地)の持ち主同士で、
どれくらいの範囲まで通行できるかを決定できます。
よって、承役地を所有する方からOKが出れば、
とても広い範囲を通行できるようになる可能性もあります。

 

🔻期間 
 
何度も言うように、囲繞地通行権は民法で定められた権利です。
つまり、法律上に存在する権利であるため、期間に限りがありません。
よって、袋地を所有する方は、半永久的に囲繞地の一定範囲を通行できます。
一方、通行地役権は双方の契約によって成り立つ権利です。

そのため、もし承役地の持ち主から期間を定められ、
その契約内容に応じたのであれば、契約内容通りの期間しか行使できません。






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